実録、米軍の軍用食(レーション)の実食レポートです。 〜続編〜
軍用食の実食レポートの続編です。前回の記事はこちらをどうぞ。
メインデッシュである箱を開けて、温めを開始。
指示書きどおりにメインのチキン料理の加熱を開始します。
箱にはカロリーやビタミンの含有量が記載されています。
写真はコーンブレッドの外箱です。メインのチキンの箱と内容を撮り忘れました…
メインのを袋を加熱パックに入れて、少量の水(100ml程度かな)を入れて温かくなるまで待ちます。
水を入れると、蒸気で加熱パックが膨らんでいます。
指示書きには火傷予防に箱に戻すように書かれていましたが、加熱中の様子も観察したいため箱には戻しませんでした。
思った以上に膨らみましたが、温度はそれほど上がりません。チキンには人工的な焼き色がつけられていてチキンというよりサーモンの様です。
写真は撮り忘れてしまったので、(写真 食事一覧)をみてください。
次に食パンの封を開けてみましたが、冷たくて硬くて食べられそうもないのでレンチンです。
戦場では電子レンジなど無いので、『兵士はこんな食事で大変だな〜』とも感じました。
しかし、メインのチキンを温める手順で、一緒に加熱パックに入れて温めれば良かったと気づき、自分の迂闊さにしょんぼりです。
写真の右は乾燥剤です。
盛り付けのセンスが無いのがばれてしまいましたね。レバーパテにみえますね。
次は副菜のコーンプレッドです。写真は外箱です。Cornbread stuffingと記載されていて、パイの様なものか?と想像力が膨らみます。
器に出してみました。詰め物というよりミキサー食です。Stuffingという単語に惑わされました。私の英語力もまだまだの様です。
コーンブレッドを『何か』と混ぜてるようです。最終的に『何か』は実食してもよくわかりません。
これも加熱パックで温め忘れてしまいまして、加熱しないととても口にできそうもないので、レンチンです。
最後にカロリーメイト的なレンジャバーの紹介です。
『レンジャーバー』という名前だけで、エネルギー満タンになりそうですね。
日常生活で口にする機会はきっと無いでしょう。
栄養補助素食品的な位置づけで足りない栄養素をこのレンジャーバーで補うようです。
または、メインの食事が❌❌すぎて、食べられない人用かもしれません。
すべての食事を食卓に並べてみました。(写真 食事一覧)
第一印象『黄色』です。黄色、茶色以外の色の食材がありません。
栄養は満点かもしれませんが、食欲をそそる外観ではありませんね。
以下味の感想です。
〜チキン〜
見た目ははサーモンだ。基本手でつかんで食べれるように板状になっています。
食感、歯ごたえはボロボロの消しゴムぐらいの固さでした。
口に入れた瞬間に、戸棚の中で開封後数ヶ月を経たような古いブイヨンの味。
要するに❌な味。チキンと古いブイヨン以外の味はしなかったです。
私的にはメインの割には一番❌で、もう一口食べて、といわれたら、すかさず「まいりました」と言ったでしょう。
〜コーンブレッド〜
ねっとりとしたような、ぼろぼろとしたような食感のような食感です。クスクスをこれでもかとふやかして練り上げたらこんな感触になるかもしれません。
見た感じもクスクスに少し似ています。
何かのスパイシーな香りが強く、塩とスパイスの効いた味です。海外のレトルト食品に慣れている方はいけるかもしれません。
私的にはこれは、まだ大丈夫。といってもエンプティマークがついてもまだ走れるよぐらいで余裕はありません。
〜食パン、チーズペースト〜
小麦のパンはパサパサで味は全く無いです。まさに無味で、コーンブレッドの塩からさと対照的です。
チーズペーストはスパイシーな味で辛く、無味の食パンと相殺です。ピザポテトのチーズの部分だけ飲んでいるような感じ。食べているのではなく、あくまで『飲んでいる』感じです。食パンはOKですが、チーズペーストはごめんなさいです。
〜レンジャーバー〜
日本でも見かけるシリアルバーと同じような感触だが味は薄く甘みもない。
これはコーヒーと一緒い食べたら、おやつになりそうです。
今回、米軍の軍用食を口にするという貴重な経験を得ました。でも、米軍軍用食より絶対海軍カレーの方がおいしいです。
数年を経過した軍用食でしたが、特にお腹をこわすこともありませんでした。
数年たった保存食が体にいいわけないので、真似しないでくださいね。 ( ̄ω ̄;)
今日も来てくれてありがとうございます。
本日のBGM 【Everybody's On The Run】Noel Gallagher's High Flying Birds