カイコウラ3日目 念願の博物館に来館。
カイコウラ滞在3日目となりました。
朝から、雨が激しく降っています。昨日は、快晴だったのに天気が日替わり。
むしろ時間で変わっていきます。というのも、昼から晴れてきました。
午前中は、宿でのんびりして、雨が小降りになってから出かける事にしました。
休館日だった博物館が気になるのです。
文明の利器は返却したので、徒歩で向かいます。
あっOPENって書いてある。
入場料5N$支払って中に、ざっくりと展示内容について説明をしてもらいました。
私の他には来館者0です。退館するまで、ずっと私一人でした。
博物館なんで、営利目的では無いのでお客の多寡は関係無いですね。
5N$のくせに、充実の内容です。
建物が小さいので、ぎっしりと展示品が並べられています。
モアの卵がここにも、展示されていて、ここの卵が一番大きいものだそうです。
なぜモアは絶滅してしまったのだろう。。。
戦争関連のものも展示されています。
この、ジオラマは第一次世界大戦の塹壕戦を再現したもの。夏休みの宿題な感じのクオリティーです。
よく見ると人間の手足が吹っ飛んでいます。この部分はクオリティー高いですね。
ジオラマの側面に、レーションの説明が記載されています。
関心するのが、カイコウラ出身で命を落とした方の名前を写真を飾っている点です。
花が飾られていますが、この花は編み物のモチーフです。
こういった手編みのコサージュを捧げるとは、慰霊の気持ちがより一層伝わります。
昔の商店を再現した一角。細々としたものが、飾られててドールハウスの様です。
街の人々、捕鯨、スポーツ、など場面ごと写真や新聞の記事をスクラップブックにしていたり。。。こういったスクラプブックが何冊も置いてあるんです。
クオリティの低いマネキンも可愛いです。クジラの骨が飾ってあったり。。。おもしろいな~
一旦建物を裏口から抜けると、博物館に入りきらない大型の展示室になっていました。
ちょっと時代は新しくなったのか、鉄や洗濯機、電話といった日常生活で使われていた品々の変遷がわかります。写真は車椅子です。
これは電話交換の機械(名前を知らない、なんて言うのかな?)ジャックを差し込んで電話をつなげるやつだよね。
歴代の電話の一覧です。黒電話もあります。
初期の洗濯機です。ハンドルで回していたみたい。洗濯板より楽になったとは思うけど、まだまだ人力の時代。
じっくりみたので1時間ぐらいはかかったかな。もっとゆっくり見てもいいぐらいの内容でした。
最後に係の人に、モアが絶滅した理由を尋ねてみました。
乱獲が原因と思ったのですが、『係の方の説明では卵を1個しか生まないらしく、自然と数が減ったのではないか』という説を押していました。
Wikipedia様で調べてみると、マオリ族が上陸してから生息する森林の減少と乱獲が原因とのこと、、やっぱりね。
おみやげは絵葉書と決めているのですが、なかなか博物館が良かったので、かわりに昔のカイコウラの街並みの写真を50セントで購入。
博物館お係の方も、質問したり、熱心に見ていたのでうれしそうでした。
少し、気持ちが通じ合ったのかもしれません。
一生懸命に保存し、管理している方達なので、そういった仕事に敬意を払うのはマナーですね。
寒くて、宿でも共用スペースで震えていたら、オーナーがマキストーブに火を入れてくれました。部屋で閉じこもっていたほかのお客も、ぞくぞくと暖炉でぽかぽかのリビングに出てきます。
この宿には猫がいるのですが、猫って家の中で一番暖かいとこ知っているんですよね。
幸せな一夜になりました。
今日も、最後まで読んでくださりありがとうございます。
ただいまのBGM 『i am a Rock』Simon Garfunkel 高校時代によく聞いていた曲です。
明日は、ピクトンからウェリントンに移動です。これからは、どんどん北を目指します。