Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

ペンシルバニア週 Lancaster,PA 2日目-3 アーミッシュツアー後半

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前回に引き続き、アーミシュツアー後半のレビューです。
前半は主に、実際のアーミッシュコミュニティをミニバンで回るという内容でした。
後半は実際にアーミッシュの人たちが使っていた家屋を観光向けに開放しているので、そこをガイドさんの説明を聞きながら見学します。

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Lancaster,PAの1729年に設立されたので、かれこれ300年近い歴史があります。
アーミッシュのコミュニティもガイドさんの説明では300年ぐらい前からなので、Lancaster,PAが出来たと同時にアーミシュのコミュニティもできたのですね。日本で言えば江戸時代!!歴史が古いてすね。

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ツアーはリビングから開始です。窓にカーテンがかかっていますが、色は緑で統一されています。質素が基本的な理念なので、窓辺には飾りが少ないし、壁飾りもありません。長椅子は、教会の礼拝の時に使われるそうです。一般的な教会という建物はなく、当番制で個人の家で礼拝が行われるそうです。

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壁には、キルトが飾られています。

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これは冬場のキッチンです。エアコンは無いので、季節によって冬キッチンと夏キッチンを使い分けていたそうです。電気も無いので、家族全員がリビングに集まって生活をするそうです。アーミシュの人たちには、特別な食事の戒律はないです。この辺はイスラムユダヤヒンドゥーとは違います。

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これは夏用のキッチン。オーブンの火が家中の暖気なるので、夏用キッチンは家屋の外側に作られています。

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この衣装は、主に女性の衣類です。衣類を見れば、年齢がどのくらいなのか、既婚か未婚か、未亡人かわかるデザイン。

衣類にはボタンは使われていません。ボタンの代わりにスナップを使っています。
ボタンから宝石を連想するからだそう。アーミッシュの人たちにって、ボタンは贅沢の象徴なのだそうです。普段は黒か紺色のエプロンで、教会に行く時には、白いエプロンを身につけます。

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そして、ボンネットも教会ようは白です。上品ですね。

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普段はこっちの黒いボンネットです。

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男性は、麦わら帽か黒いフェルトっぽい生地の帽子をかぶります。

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男の子の部屋です。男性の衣類です。ベルトは使わずに、吊りズボンが主流。
教会時には白いシャツに黒いズボンだそう。

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夫婦の寝室です。シンプルでいいですね。

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そして、これは棺桶。展示用に特別に置かれているだけです。
棺桶も質素ですね。ちなみに葬儀屋さんはEnglish(非アーミッシュの呼称)にお願いするそうです。そして、飾りも何も無い、墓標には生年月日と死亡年月日と名前のみ刻みます。

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ちなみに、アーミッシュ偶像崇拝禁止なので、家族の写真が一切ありません。
代わりに、自分達の名前や誕生日を記したタペストリーを各家庭毎に作るのだそうです。家系図のようなものですね。

これで、アーミッシュ家のツアーは終了です。

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この家の周囲はアーミッシュライフを再現した展示エリアになっています。

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燻製を作る燻製機。

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意外にもタバコ産業で現金収入を得ていたそうで、タバコの葉っぱを乾燥させる小屋です。

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風車も貴重な動力源。他にも水車を回して粉挽などしていたみたい。

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豚や山羊、羊、アルパカ、七面鳥など育てられていました。

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これは、典型的な学校の再現ブースです。

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小さな机がたくさん並んでいますね。アーミッシュのコミュニティは地区毎に区分けされていて、その区域毎に1クラス制の学校がたくさんあります。

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自撮りしてみました。

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黒板にはなぜか、鎌倉日本と書いてあります。多分、これ書いたのは日本人では無いのでしょうね。

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撮影用のバギーが置いてあったので、これも自撮りです。これにてアーミッシュツアーは終了です。

 

ここの観光施設の横に大型ショッピングセンターがあります。
その駐車場に14番のバス停があるので、Lancaster,PAのバスターミナルに帰る事ができます。

 

今日も、最後までお読みくださりありがとうございます。
ただ今のBGM 『陽はまた昇る』Dragon Ash