グアテマラアンティグア ショートトリップ San Andrés Itzapa
リアルタイムはニカラグアのレオンです。中米をどんどん南下中。
アンティグアで過ごす唯一の日曜日に、学校の友人SさんとSan Andrés Itzapaに行ってきました。
歩き方にも載っていないマイナーな町。
何しに行ったかというと民間信仰の『マシモン』に会いに行きました。
このマシモンは宗教というより、インディヘナの守り神的な存在。
お地蔵さん的な感じでしょうか。でも、そのマシモンの画像をみてびっくりです。
これですから。お地蔵さんではなく、マフィアの元締めですな。
行き方については最後にまとめますね。
チキンバスでアンティグアから所要1時間ぐらい。ガッタンガッタンの道をかっ飛ばします。中米を含めて海外って本当に運転がワイルド。
イツァパのセントロ近くのバスターミナルに到着です。
小さな村です。道々のおじさんやお姉さんにマシモンどこ?的な感じで教えてもらいながらなんとか到着。
写真左の白い建物が教会?(って言って良いのかわからないけど)で広場では何やら黒煙がもうもうと上がっています。
人もいっぱい集まってます。セントロの市場よりこっちの方が人が多い。
どうもこれを燃やして黒煙が上がっている様子。
色の付いた粉(正体不明)、ろうそくとかお供え物とか。。。
教会の中です。煙がすごい。そして、無数のろうそくに日が灯されているものだから、内部はかなり暑い。
中には自宅から持参したミニ・マシモンと一緒に来ている人もいました。
列を作って並んでいて、皆さんマシモンに直談判に来ているみたいです。
一人一人熱心にお願い事です。なかなか列が進まない。
ろうそくの周りの白い粉はお砂糖です。お砂糖で上手にイラストを描いています。
これがイツァパのマシモン。
まつげの長いカマっぽいかわいいマシモンです。(失礼な呼び方でバチがあたりませんように。。。)
室内にはもう一人のサブ・マシモンみっけ。
こっちも、ちょっと困り顔のかわいいマシモン。そして、葉巻を吸っています。
サブマシモンの周りにもお供えがいっぱいです。
すると、室内の中央で祈祷が始まりました。
ピンクのポロシャツにバンダナという現代風の祈祷師さん。
一生懸命何かをつぶやきながら、草の束で依頼者の体をバシバシ叩いています。
特に、髪を振り乱して叫んだり、失神したりするというタイプの祈祷ではささそうです。この祈祷師さん、5人ぐらい居て、とっかえひっかえ祈祷の依頼が入るのか、オーダーをこなすのに非常に忙しそうでした。
中には携帯電話で願いを聞きながら仕事をする、モバイル祈祷?、祈祷者もいました。
列に並ぶ事1時間30分で私たちの番です。
念のためアンティグアのメルカドでお供え用のミニパンを購入して持参していました。(←準備8割、手技2割がモットー)
そして、お祈りの仕方もじっくり観察して体得です。
パンやら、お金やらを備えて、合唱(さすがに柏手は無い)。お尻を向けないように壇上から降りて完了です。
旅の安全、健康、仕事、願いが叶うように、恋愛(←一応、女性ですからね)などなど欲張ってお願いです。てか、スペイン語じゃないけどマシモンわかってくれたかな?
お祈りが終了して出てくると、広場の焚き火はさらにエキサイト。
このバンダナの人たちが祈祷師さんね。
みなさんが燃やしているろうそくですが、実物はこれ。
近くの売店で6本購入。色ごとに効能が違うらしい。
赤:恋愛
水色:仕事
紫:旅行
黄色:願い事が叶う
ピンク:健康
青:失念、、、
黒ってのもあってこれは、『あいつなんか不幸になれっ』ていう呪いのもの。
火を灯してみました。そして、合唱。(お祈りスタイルはこれしか知らない。)
ちなみに観光客は私たち2人だけで、かなり目立ってました。
どこかのマシモンさんは建物に入るのにお金が要るとか、写真撮影にお金が要るとか情報がありますが、このイツァパのマシモンは無料でした。
地元の人向けの施設だから雰囲気を壊さないように、節度ある態度でお参りしましょう。
周囲の風景もこんな感じで非観光向けです。
往復の時間を入れて1日がかりかな。
あんまり治安が良さそうな感じじゃ無いので、日のある内にイツァパは出た方が良いよ。
今日も最後までありがとうございました。
ただ今のBGM 『Salamander』ELLEGARDE