キューバ Baracoa編 (2) バラコアの珍スポットの博物館2件紹介です。
リアルタイムはエクアドル。ガラパゴス諸島行きのTAMEの飛行機の中です。
バラコアでは自然公園のトレッキングに参加する予定でしたが、強烈な暑さに根をあげて、町でのんびりすることにしました。黄色のカタツムリが見たかったのに。。。
これ、有名ですね。(写真はWebから借用)
歩き方にもほとんど情報の無いバラコア。さて、何を観光するかとMap.meやロンプラで、見どころを検索。
博物館が2件ある事に気付きました。
1件目はPrehistria時代の物を中心に集めた博物館で、町の高台にあります。洞窟を博物館に改修?というか自作というか、、、手作り感満載で、探偵ナイトスクープに出てきそうな珍スポットでした。
エントランス。一見してどこが入り口なのかわからん。そして、ジャングル感満載です。
細い通路を発見。人家の軒下的な所を進んでいきます。
エントランスで入場料3CUCを支払います。別途、撮影料必要。
洞窟の中が博物館になってます。
キューバにも当然、全住民が居たみたいで、今は入植したスペイン人、奴隷として連れてこられたアフリカンとうまくMIXしたそうです。
道を歩いてても、オリジナルのキューバ人はあまり見かけませんでした。ガイドさんの話によると、彼らは田舎を中心に居住しているそう。
ところどころに置いてある、個性的な石像。
洞窟の中には、展望台に向かう階段が作られています。
頭をぶつけないように注意を受けていたにもかかわらず、頭をぶつけてしまった。
人より、胴長なのが自慢なのです。
展望台からの景色。
この洞窟は、お墓だったみたいで、足元には先住民の骨が。。。
そして、観光客は私一人なので、急に心細くなってしまった。
ホラー映画は大の苦手で、『らせん』や『リング』はDVDのパッケージを見ただけで、十分堪能できるタイプです。そうそうに入り口に引き返してきてしまいました。
キューバは革命や独立といった近代史の方が取り沙汰されがちだけど、こういったオリジナルな歴史に注目してもおもしろい。キューバの多彩な文化、歴史の1面を垣間見ました。
先住民のお墓を見たので、現代人のお墓も見たいな~と墓地に行ってみました。
海外の埋葬の風習も歴史の1つですから。
キューバの墓地は、集団住宅風。壁に小さな区画がたくさんあって、それぞれの家庭や個人が眠っています。こんなお墓なら寂しくなくて良いね。
ちょっと立派なものは、独立した一戸建てです。
2件目の博物館もすぐ近くにあったので、はしごしてみました。こっちは海岸沿いにあって、取り扱う展示も近現代のものが中心でした。
博物館横に小さな公園には何某さんの像が、、、
海水浴のできるビーチを発見しましたが、Playa Blancaではありませんね。
もっと、南に行けば、Playa Blancaがあるそうです。
遠くからも野球場があるのが、わかります。
しかし、波打ち際に近すぎませんか?
温暖化がすすんでいるのか、野球場も水没の危機にさらされています。
正面に向かって、左は自然・科学系の展示。博物館の入場料1CUC。先ほどの珍洞窟改造博物館が3CUCなのに比べると、お得感があります。
キューバの近海に住む、カニの剥製。
そして、キューバに自生する樹木の見本。
そして、見たかった黄色いでんでん虫です。
本物は見られませんでしたが、これでいいや。
この博物館も、もともとは要塞だったみたいで、大砲が並んでいました。
建物の左側は、近現代史関連の展示。
ここで中央公園に出会った謎の人物のご本人の写真を発見しました。写真の右上にEl Peruという名前が記載されていますね。本名なのですか?私の名前は『日本です』ってのと同じだよね。
これが中央公園のモニュメント。同一人物でしょう。
好奇心が抑えきれず、学芸員さんに素性を聞いてみました。彼は、ペルー出身で、バラコアの重要人物らいし。残念ながら本名がわからず、ペルーさんと名付けられたそう。
キューバ独立の時に、がんばった人らしい。(私のPoorなスペイン語の理解力では、これが限界。)だからEl Peruなんですね〜。
バラコアでは、主に、バナナやさとうきび農業が盛んで、『近代農業の父』がこのお兄さん。
バラコアの農業の近代化を進めて、農作物の大量生産に成功した人なんだって。前髪がパッツンです。
そして、キューバに入植した人の名簿。
海外では自分たちのルーツや、血脈をとっても大事にしていますね。移民の町を訪れるたびに民俗学というか、自分達のルーツへのこだわりを実感します。
キューバのマイナー観光地、バラコアの数少ない見どころの紹介でした。
ただ今のBGM 『カルメン(諸君の乾杯を喜んで受けよう・闘牛士の歌)』