ペルー編 Chicvlayo(6)Tucume遺跡までのこのこ行ってきたよという話。
リアルタイムはボリビアのスクレ。雨季もあって、今日は1日雨です。なんにも観光していないスクレ、、祝日でどこもお休みだから仕方ないね。
シパン王墓博物館から、さらに一足伸ばしてトゥクメ遺跡に移動です。
遺跡のあるTucumeまでは、さらにコレクティーボを乗り継がねばなりません。(2ソル、所用30分ぐらい?)
降ろされた場所からは、トゥクトゥクに乗り換え。(片道2ソル、所用10分)。
いろいろ、乗り継ぎしないといけないけど、サクサク乗り継げるのでそんなに時間はかかりません。
Tucume遺跡のエントランス。近代的。
歩き方にも載っているけど、ミラドールに行くルートA入場券と、南方向に進みHuaca Las Balsasを見学するコースの2つがあります。
歴女はもちろんBコースを選択。(入場料8ソル)
まずは、博物館へ。
針のいっぱいささった人形とか、黒いろうそくとかちょっと黒魔術的なアイテムが展示されていました。
現地のローカル信仰かな?
チクラヨ近辺の伝統的料理の紹介。穴を掘って、食べ物を埋めて蒸し焼きにするっといったもの。この手の料理って、世界各地にあるんだよね。
チチャの作り方の説明も載ってて、面白かった。分量のお湯でトウモロコシを8時間茹でる。撹拌して麻布で濾して砂糖を加える。1週間程度発酵させて完成。チチャは単純な飲み物ではなくて、近隣との人々との歓談のマストアイテムだったんだって、本格的なチチャは飲んだこと無いな~
その後、スペインの侵略を受けて、キリスト教が流入してきますが、、、
ローカル宗教とうまく融合していきます。
人形。印象的。。。
イラストも印象的。
この墳墓では、19人の遺体と40匹のリャマが見つかったらしい。
遺跡からは多数の貴金属ができてきたらしく、特にこういったミニチュアが珍しく、1000個以上も出土したそう。
シルバニアファミリーファンとしては、見逃せない。
シカン文化の世界観を表したもの。
シカン文化は紀元後850年から1100年ぐらいの比較的新しい文化。日本で例えると平安時代って、、めちゃ古いじゃん。毎日、遺跡巡りしていると時間の感覚がおかしくなってる。
と、その世界観の説明。
トゥクメの偉い人、Lord of Tucumeさん。
赤いタッセルや鳥の羽でできたヒタタレ付きの円筒形の帽子をかぶってらっしゃる。
博物館は新しくて、見ているだけで楽しい。
博物館の見学を終えて、Huaca las Balsasに向かいます。
道があるような、無いようなルートを辿ること30分。
途中、牛、馬、ロバ、鶏、豚とすれ違います。
到着。
屋外なので、風雨にさらされないように特別扱いです。なので、保存状態も良好。
このHuacaは南と北に大きく区分されてて、見所は圧倒的に北側にあります。
レリーフもくっきり、はっきり残っている。
で、そのレリーフの説明。
シカン文化では、鳥が神聖視されてたので、鳥がたくさん描かれています。
伝説では海の向こうから鳥が飛んできて、その鳥を追っていた人間がこの土地にたどり着いたとか。。。
モチーフの中に船が出てくるので、Las Balsasと呼ばれてるらしい。
主人公のその船ですが、○印の部分。このシェーマで、よく船だって分かったなと感心。私だったら、家?って思ってしまう。
南側はいたってシンプル。穀物倉庫とかが出てきたみたい。
そして、本日のTucume遺跡観光は終了。
Tucumeからチクラヨへの帰り方について。
Tucume市内までのトゥクトゥクがなかなか捕まらなかった。ちょうどお昼時だったので、みんな昼寝か昼ごはん食べてただけだと思うけどね。
Tucumeからはチクラヨ行きのコレクティーボがあるので、乗り換え無しで帰れます。
今日も最後までおつきあい下さり、ありがとうございます。
ただ今のBGM 『Leave home』The Chemical Brothers.