Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

アフリカ編 タンザニア(21) タンザン鉄道の話。イミグレとか、VISA情報も少し。

http://b.hatena.ne.jp/entry/image/http://d.haten/

リアルタイムはフェロー諸島の首都のTorshavn。言語がさっぱり読めずに移動に苦労しています。英語が通じるので、まだ幸い。

 

Tanzania出国をどうするか、、、列車であっさりZambiaに行こうと決心。
ローカルでバスを乗り継ぐのが超ストレスなので、列車1本でサクッと移動です。Tanzam鉄道を利用しました。

 

駅に、行き先別、ランク別に何種類も案内が張り出してあったけど、必要な部分のみ抜粋。急行と鈍行の1等の価格とスケジュールは以下の通り。


Express 毎週金曜日発 104,000,00シリング 停車駅が少ない。
Ordinary 毎週火曜日発 86,500,00シリング 停車駅が多い。

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↑Ordinary 鈍行の価格表。一番下のNKPがZambia側終点の駅名。

NKP???New Kapiri Muposiの略であることに気づくのに少々時間がかかった。

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↑Express 急行の時刻表。『急行』でも金曜の午後に出発して、2日後の日曜日の午後に到着。合計48時間。実際は51時間ぐらいだったかな。鈍行なら、一体どんだけ時間がかかるのか気になる。

 

寝台列車なんだけど、ランクによって内容が違います。
1等 コンパートメントにベッド4台。(Dar es salaam)Tazana駅に専用の待合。
2等 コンパートメントにベッド6台。
3等 確認していないので不明。椅子タイプでひどいらしい。

 

予約が大変、人気で売り切れなど色んな噂があったので、サファリに行く前(乗車日の2週間前)にチケットを購入しておきました。

始発のTazana駅はセントロから離れているのでタクシーで移動。運転手によって言い値が10,000とか20,000とかまちまち。人柄の良さそうな運転手さんを選び、さらに値切って5000シリング。セントロにも鉄道駅があるけど、そこでは買えないよ。


Tazana駅。Tanzaniaの鉄道駅はすべて、こんな味気ない建物でした。

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チケット売り場、右側が一等の切符売り場です。右に並びましょう。

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そして、切符。レトロ~。

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このタイプの切符って久しぶりに見た。無くさないように管理に注意。
よーく見ると、日付、行き先が書かれてます。(右端の2017年3月3日)

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裏側の一番下のC1202=車両番号 B13=コンパートメント番号
私のベッドは1202号車の13番目のベッドって事。

 

専用待合。

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とはいっても、Wi-Fi飛んで無いし、エアコンなんてものも無い。Tanzania Quality健在。

 

15:00発だけど、遅れて15:30頃に乗車。乗車開始になると、ゲートがOpenして、人がわーっと先を争って列車めがけて走り出す。指定席なのに、私も小走りになる。人間の心理って、単純な事で左右される証拠。

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1等から優先的に乗り始めるけど、関係ない、われもわれもと突進する人達。
致命的な将棋倒にならないのが不思議な光景。

 

私のコンパートメント。

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下のベッドだったけど、Over weightのおばちゃんAの娘に『母親とベッドを代わってくれ』と言われて快くOK。下段、嫌だったんだよね。

 

理由
・上段の人間が下段のベッドに座る。
・盗難の面で下段は不安。通りすがりに、置き引きされたりしたら嫌だ。
・上段の方がまだ、プライバシーが保てる。


ベッドはまーまー綺麗だったけど、同じ部屋のおばちゃんAが『虫がいる』とワーワー言いだした。ベッドバグかもしれない。私は被害がなかったけどね。
毛布を支給されたけど、使わずにストールを布団代わりにしました。暑いので問題無し。支給されてた毛布と枕は見た感じは清潔そうだったけど、念のため。

 

上段のさらに上に、コロコロをしまう荷物棚あり。

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でも同室者が、じゃがいもやら、バナナやら大量の荷物を持ってて、このスペースも占領されそうになるので死守。『今、要るのっ?』てアイテムばかりだよ。

各ベッドに読書灯あり、コンセントは2箇所。扇風機あり、もちろんエアコン無し。
各車輌にトイレ2箇所、1個はアラブ式トイレとシャワーが兼用でした。

 

列車は中国製で新しい。じゃが、ゆーくりゆーくりとした走りません。

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狭い通路。体を横にしないとすれ違えない。

窓から見た夕日。長い2泊3日が始まった。

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何十回となくMaps.meで現在地を確認して、Clipboxに溜めておいた動画(アニメ)を観たり、本(大河の一滴五木寛之)を読んで過ごす。
パソコン持ってる事をバラしたく無いので、パソコンは出さない。。。

 

翌日の土曜日の13:30にMbeyaに到着。ここで、顧客(おそらくMalawi行きの人達かな?)が抜けて、ちょっと車内が静かになった。

 

〜Zambia入国審査〜
18:30にZambiaとの国境のTanzania側の町『Tunduma』に到着。
車内で待っていると、イミグレの係員が入ってきてその場でビザを発行してくれる。
テンションがだだ下がりなので、Single VISAでいいやと50ドルで購入。
何度も出入りするなら、Multiple VISAを購入しましょう。Yellow card提示が必要だったかどうかは、忘れてしまった。黄熱摂取せずに、アフリカに来る人は居ないと思うので、手元に出しておいて損は無いと思うよ。

 

急行とはいっても、1-2時間に1回ぐらい停車して、乗客が乗り降りしてた。行商人が来るけど、バナナとかマンゴーとか売りに来るだけです。
大きな町(Mbeyaとか)は停車時間が長いけど、怖くてあんまり外に出たく無い。置いてかれたら、そこで私の旅が終わる。。。

 

〜食事情報〜

ご飯は食堂車のレストランを何度も利用。でも、メニューが少ない。
朝食は1種類のみで、これ。パン2枚、卵焼き、ウインナー、サラダ、コーヒーで4500シリング

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夕飯は焼き魚かビーフシチュー。魚の新鮮度に疑問を感じたので、シチュー(4500シリング、約225円)をチョイス。

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ご飯が多すぎるが、シチュー自体の味は美味しい。

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車内の食堂なんて高いに決まってると思ったけど、予想外に良心価格。ここで、手持ちのシリングを使い切って、ザンビアに突入です。

 

まだまだ、過酷な移動は続く。では!