Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

アフリカ編 南アフリカ ケープタウン(6)テーブルマウンテン登頂記。失敗に終わる。

http://b.hatena.ne.jp/entry/image/http://d.haten/

リアルタイムはクロアチアドブロブニクポドゴリツァ行きのバスの中。中欧はどの国も小さいから、移動が早い。予定では6時間で到着です。

 

テーブルマウンテンにチャレンジしたので、そのレビューです。
テーブルマウンテンの登山道までは、My CITIという6番?のバスで、Kloof nekというバス停で下車。

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駐車場のインフォでもらった地図です。

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解像度が悪くて参考にならないかも。。Webで探せると思うよ。

特に何も予定は決めてないので、とりあえず楽チンそうな迂回路を進みます。私たちが歩いたのは、PIPE TRECK、地図だと2番のルート。

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まっすぐに下に下っていくルートです。テーブルマウンテンはTreckingルートが何本もあるので、自分の体力に合わせて選択してね。

 

これは、テーブルマウンテンの隣にあるLion's Headという山。

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車で登っている人がいたので、レンタカー借りるならこっちでも良いかも。ロープウェイ代金を支払いたく無いばっかりに、徒歩で登り始めた。

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このテーブルマウンテンにロープウェイ無しで頑張る!

 

途中の景色。快晴で気持ち良いね。

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海岸線も良く見える。

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ふと見上げたLions Head。テーブルマウンテンの写真を撮りたいなら、登っちゃ撮れないよ。

 

私達がたどった2番ルートなら、頂上にたどり着けないので、途中から山道に入ったんだけど、かなりの難所。

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その分かれ目はDiagonalという場所で、Maps.meには載ってます。

 

Treckingというよりロッククライミング状態になってきた。

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いや。これ私のレベルじゃないよ。お昼のサンドイッチはあるけど、水も300mlぐらいしか無い。戦友に至っては、手ぶらで水も無い。

 

どんどん道は険しくなる。。。

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海岸線があんなに小さく見えてる!

 

後でGoogle.mapで見てみたけど、衛星写真でみたらこんな状態だった。

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これは、無理だよ。水も何も無いし、要するに『山登り好きにから見れば、無計画でおこられる』ってパターン。何も下調べも、準備もせずにチャレンジだから。


登り始めて1時間、、、
弱り切った私を見た戦友に、『本気で、帰る時の体力残しててくださいね。』
登山なんてした事ないし、Indoor派の自分の自分では限界がよくわからん。

こんなしんどい、山登りなんて生涯で始めてだ。これに比べたら、ペルーのHuarasのLaguna 69なんて屁みたいなもんだ。サブバックに入った、モバイルバッテリーすら重く感じる。とても大切だが、まじで捨てちゃいたいぐらい。

 

戦友を人身御供に歩かせて(←ひどい女)、先を探ってもらう。優しそうなおじいさん(!)が右側の方が歩きやすいくて良いよとか、欧米系女子に、この先に日陰の良い休憩場所があるわよっとか、色々声かけしてもらった。

 

もう無理か~もう無理か~と感じながらも、残りHP10%ぐらいで、眺望のひらけた所に出た。

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やったー頂上か?と思ったけど、まだ先がある。。。え~無理無理無理。

何度も『これは無理かもっ?』て思うけど、結局は大丈夫だったって経験が多かったけど、今回ばかりは本気で無理と感じた。心が折れるって、こういう事を言うんだろうね。

 

体力班の戦友は手ぶらで、水も持たずに頑張るそう。
『では、後ほど宿で』って事で私は引き返す事に。良いの良いの!ここが、私のゴール。

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ここでも、十分眺めは良い。記念写真も元気が無い。Almost dying状態だ。

でも、まだ帰り道がある。油断大敵。登山って疲れてるし、足に限界がきてるから下りの方が怖い。よじ登ってきた所を、降りるわけだからマジでツライ。

 

途中で、道を間違えて崖っぷちに行き当たるし、死ぬかと思った。スマホが使えるから(アンテナ3本のMAX!)、遭難は無いにしても、動けなくなって救助されるなんて絶対に避けなくては。

 

Diagonalの分岐点に戻ってきた時には、半泣き状態だった。そこからの平坦な道ですら、重くのしかかる。
駐車場についた時は、生還できた事がうれしくて、ちょっと元気になってた。サンドイッチも完食だ(安心するとお腹がすくのよね。)。

山登りは普段の体力作りが絶対に必要と実感。部活動経験の無い素人観光客が、登っとく?的な感覚じゃダメ。

宿で無事に戦友に合流。彼女は、無事に登頂できたそう。お互いに、良かった。で、復習に、ルートマップを見て気づいた。

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私たちが、選択したルート近くに『Dangerous』って書いてある。過去に何かあったのかもしれない。知らないって怖い。このDangerousに気づいてたら、こんなルートはいかない。

 

『後、少しだったのに。**さんにも是非見てもらいたかったです。明日、レンタカー借りたらもう一回行ってみます?』
いやいや、もう良いよ。私には車で登っても、意味がないんだよ。優しい、戦友の申し出をお断りして、爆睡の1日でした。
では!