Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

中欧編 Bosnia-Herzegovina(7)カトリック教会とシナゴーグ訪問。

http://b.hatena.ne.jp/entry/image/http://d.haten/

ボスニア・ヘルツェゴビナのSarajevoは不思議な町。

イスラームのモスク、カトリック正教会ユダヤ教と宗教のるつぼです。

 

旧市街にもカトリックの教会があったので、行ってみました。

     f:id:nekontan:20170829204608j:plain

Sarajevo / Old Orthodox Church

外観は普通の四角い建物。

  f:id:nekontan:20170829143001j:plain

路駐の車が雰囲気台無しにしていますね。〜ったく。時間が無くて私は入らなかったけど、付属の博物館も併設されています。Wikiで調べてみたら16世紀の建物なんだって。

 

  f:id:nekontan:20170829143010j:plain
エントランスのイコンも歴史を感じさせますね。  

  f:id:nekontan:20170829143020j:plain
訪問している人は私だけ、係の人もだれもいませんでした。

  f:id:nekontan:20170829143028j:plain

写真撮影は禁止なので、内観は借り物です。ライトアップがとっても美しかったです。

 

     f:id:nekontan:20170829143032j:plain

  f:id:nekontan:20170829143024j:plain

聖書の物語を伝えるのに、絵を使うって考えましたね。そういった意味では、偶像衰廃禁止のイスラームよりキリスト教の方が伝わりやすいかもね。

 

そこから数百メートル離れたところにある、シナゴーグ

     f:id:nekontan:20170829143102j:plain

シナゴーグ自体には入れなかったけど、隣の博物館はOpenしていました。壁にユダヤの印が入ってますね。

  f:id:nekontan:20170829143107j:plain

古いシナゴーグを博物館にリノベしたものです。有名な燭台のモチーフが飾られていました。用途によって、本数が違ってて、7本?8本?9本などがあって、ハヌキヤ祭りには9本のものが使われています。

      f:id:nekontan:20170829143125j:plain

1階にあった祭壇。(ビーマー?)ユダヤ教偶像崇拝禁止なので、内装はシンプルです。

     f:id:nekontan:20170829143136j:plain
上からの様子。

 

ボスニア・ヘルツェゴビナは第二次世界聖戦中はユーゴスラビア王国の領土でした。

ユーゴスラビア王国はナチスドイツの侵攻を受けたので、ボスニア・ヘルツェゴビナ内のユダヤ教徒は迫害を受けることになりました。

     f:id:nekontan:20170829143140j:plain

 

その、悲しい歴史の展示や、ユダヤの風習や習慣が紹介されていました。

     f:id:nekontan:20170829143144j:plain

  f:id:nekontan:20170829143149j:plain

  f:id:nekontan:20170829143152j:plain

ここは博物館だったので、観光客もちらほら。係員さんは親切で、あれこれ説明をしてくれました。

 

衝撃的な写真が展示されてました。

  f:id:nekontan:20170829143200j:plain

純粋に民族の抹消、消滅を目的とした『ジェノサイド』は諸説あるものの、私の理解では3つ。ホロコーストルワンダオスマン帝国によるアルバニア人殺害。

     f:id:nekontan:20170829143204j:plain

単純に、ユダヤ人迫害されてかわいそうってだけじゃなくて、強度に組織的なものだと感じました。

イスラエルにも行ってみないとな〜。

それでは。