Washington,DC ワシントン3日目-2 国立航空宇宙博物館
ホロコースト博物館を訪問して、すっかり気分がブルーになってしまいました。
少しでも明るくしようと、サーキュレーター赤ラインにのって航空宇宙博物館に行くことに。他の博物館と同じ様ににセキュリティチェックをパスして入ります。
この博物館も巨大でカテゴリー的には
①宇宙関連
②戦闘機関連
③旅客機、その他
に分類できます。
①宇宙関連の展示
入っていきなり月面探査機がエントランスに置いてあります。
アポロ計画は、ソ連と激しい競争を繰り返した冷戦時代の象徴的な国策ですね。
アメリカの威信をかけた宇宙開発計画だったので、正面に持ってきたのでしょう。
ですが、作りは案外Poorで夏休みの工作?みたいな出来栄えです。
こちらは火星探査機です。人間がはるか彼方の惑星に探査機を送る事が出来るって、科学の進歩ってすごい。
これはスペースシャトルのエンジンです。
別の乗り物で例えるなら、この部分。
そして、チャレンジャーの悲劇を伝えるコーナー。
当時、小学3年生だったけど鮮明に覚えています。かなり衝撃的な映像でしたからね。ご当地ナンバープレートは、チャレンジャー号イラストになっています。
これは、シャトルの外壁です。よく発射時にばらばらとタイルが剥がれている映像が見られますが、これはそのタイルの1枚です。
多分、1枚の板にするより複数枚のタイルにすることで、強烈な温度と衝撃からの負担を減らすためだと思う。
こちらは2003年のコロンビア号の空中分解事故を伝えるコーナーです。
ホロコーストでブルーになりましたが、回復する事なくさらにブルーになってしまいます。宇宙飛行士って、そんな事故に遭遇する可能性があることなんか、百も承知なんだろうな。そのリスク以上に、自分が宇宙に行きたいっていう情熱の方が強いんでしょう。
宇宙食が展示されています。
寝るときも無重力なので、こんな感じにベルトで体を固定しないといけない。
そして、これはトイレ。排泄物をバキュームで吸引しないと、惨劇が待っています。
これは、初めて宇宙に行った宇宙飛行士ガガーリンの写真。
彼は、共産党員のIDと宇宙飛行士としてのIDと2種類持っていたそうですが、宇宙に行った時は、宇宙飛行士のIDをポケットに入れていたそう。意味深な内容ですね。
そして、ガガーリンはテスト飛行中に命を落とすのです。意外としらない事実ですね。おまけ話ですが、南極点に初めて到達したアムンゼンも、その後に探検の途中で命を落とします。探検者、冒険者の多くは使命の途中で命を落とす、悲しいですね。
これはハップル天文台に置いてある望遠鏡。望遠鏡の域を超えています。
これは、目玉展示の一つである月の石。何万人にも触られて表面がつるつるになっちゃっています。触ってしまったので、遊星からの物体Xが紛れていない事を祈ります。
月の表面の写真。うさぎはいないようです。
これも火星探査機です。人間が火星に到達できる日が来るのでしょうか?
これは、太陽系の惑星の大きさ比較。宇宙関連って、ロマンを感じますね。
②旅客、その他のテーマ
時々お世話になるAirbus社のコックピットです。
そしてビジネス?ファースト?どっちだろう。
昔の飛行機って感じですね。そういえば、昔は機体は銀色でしたね。
現代に近づくと、鼻もしゅっとして男前です。
この飛行機は北極の極地探検用の機体です。過酷な気候に耐えられうように改良されたにちがいない。
そして、初期の航空開発の展示。
紅の豚とか、魔女宅のトンボ的なイメージです。
これは、ライト兄弟が人類で初めて空を飛んだ飛行機。翼とかきれいなんだけど、修復?したのでしょう。
これは、かの有名なリンドバーグが無着陸で太平洋を横断したスピリットオブセントルイス本物の機体です。33時間の単独飛行で、本人寝てないらしく偉業ですね。33時間起きとけないよ。息子が誘拐されて殺害されたり、自身がリンパ腫を発症したりと波乱万丈な人生ですね。
上空には飛行船のツェッペリン号が浮かんでいます。ハーケンクロイツが目立ってます。Robert Plantがメンバーの中で一番好きです。(わかる人にはわかるって話です。)
ツェッペリン号って、複数の機体があるみたいですね。燃え上がった1機だけかと思っていました。ウィキペディアのにわか知識です。
飛行機、空の世界ってロマンがありますね。
戦闘機部門を紹介しようかとも思ったのですが、ワシントン郊外にあるUdvar Hazy Centerの方が充実した内容だったので、そちらで紹介します。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。
ただいまのBGM 『Morning Glory』 Oasis