Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

ペルー編 Chiclayo(2)Museo Nacional Sicán シカン博物館訪問記

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リアルタイムはボリビアのラパス。標高が高い割には、日差しが強くて暑い。。。

 

ベルーのチクラヨ編に入りました。チクラヨは私的には、とっても魅力のある街です。
というのも、遺跡がたくさんあるから。

今回は、チクラヨ近郊のFerreñafeにあるシカン博物館のレビューです。入場料は裏技の学割で3ソル。行き方は最後にまとめます。

チクラヨ市内にある、コレクティーボ乗り場からFerrenafe行きに乗車。

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コレクティーボ乗り場って、ただの車庫って事もあるんだね。気づかずに前を素通りしてしまった。

 

約30分でFerreñafeの中央公園に到着、そこからはトゥクトゥクに乗り換え。

親切なおじさんが、トゥクトゥクを拾ってくれて、しっかり交渉までしてくれた。
そして、『お金は払わなくていいからね』だって。カッコイイね。

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博物館前。何にも無い、、、

 

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エントランス。真新しくて立派。

 

他の博物館と違って、マネキンも精密でまるで生きているみたい。
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訪問者は私だけだったけど、手抜きの無いクオリティの高い展示でした。

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これは、各文化の頭飾りの違いを説明したもの。
墳墓なんかも同じペルーの文化でも、ちょっとづつ形が違ってて興味深い。

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出土品の展示は、数が少なかったけど、だらだら展示しているよりずっと見やすい。

 

これは、墳墓や神殿を作る日干しレンガなんだけど、表面に文字が刻まれています。

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そして、この文字を組み合わせて、何らかの意味を持たせたみたい。
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壁画のレリーフとかは見た事があるけど、こういったレンガにデザインして建物に利用しているのは初めて見た。

 

そして、一番見たかったこの展示。
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王様の墳墓なんだけど、王様の首を切り落として、逆さ吊りにしてる。。。これを見るためにチクラヨを選択したって言っても過言ではないよ。

そして、周囲には人身悟空が数名。
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アップで見ると、皮膚の感じ、筋肉のつき具合といい、マジでリアル。

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別のアングルでも撮影。もう、変態の域を超えてるね私。

この墳墓のイメージ解析。

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お墓自体は立体的な空間構造だったんだけど、長い期間を経て土砂で埋まりぺしゃんこになってしまったみたい。それを一つ一つ丁寧に掘り起こして、実際のお墓がどうだったのかイメージする。とっても、おもしろそう。

 

これは、別の墳墓の王様。こちらも、クオリティの高い出来栄えです。

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今にも立ち上がりそうなクオリティ。

 

壁画のレリーフ自体は、こんなに可愛いイラストなのに。。。

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まあ、このギャップも私好みです。

 

土器の作り方の説明。猿?

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その工程をマネキンで再現。一人で観光していると、ちょっとマネキンが怖いね。

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出土した金属の解析。どこかの大学の仕事かな?

 

ここからは、金属メインのコーナーになります。

王様の輿。

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まっ金金だね。

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金属の加工技術も相当、高かったみたい。

 

そして、これが見たかったもの②。

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首切られて逆さ吊りにされた王様に付けられていた仮面。有名だよね。

 

そして、これは当時の人の顔の復元。

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昔、複顔師になりたかったんだよね。どうやったらなれるのか、わからずに断念したけど。複顔師って、骨の凹み具合やすり減り方から、その人の在りし日の顔を復元するってもの。芸術的な才能も必要なので、私には無理だ。。。

閑散とした博物館だったけど、見ごたえ十分でした。

 

~シカン博物館への行き方~
往路
地図の場所からコレクティーボが出ています。

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一見、ただのガレージです。満員になるまで15分待機。フェレニャフェ?って確認してください。片道2.5ソル 所用30分。
到着場所はFerreñafeの中央公園に到着します。

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中央公園から博物館までは歩けるけど、炎天下なのでトゥクトゥクがベターです。


復路
博物館→セントロまでのトゥクトゥクは2ソル。
Ferreñafe市内のマークの場所からチクラヨ行きのコレクティーボが出ています。
料金は同じく2.5ソル。


今日も最後までおつきあい下さり、ありがとうございます。
ただ今のBGM 『白波トップウォーターサカナクション