Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

中欧編 Serbia(3)Belgrade 空港からのアクセスと町歩き。

http://b.hatena.ne.jp/entry/image/http://d.haten/

ちょっと古びた感じのするSerbia空港。到着すぐの撮影なので、夜です。

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さっぱり、キリル文字なのでさっぱり読めません。

 

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空港は、商店は夜間は閉店でしたが、空港自体は24時間Openでした。

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閉店したカフェのソファで寝袋でぐっすり就寝できました。空港内には両替(自販機風のもの)、レストラン(深夜帯は閉店)などはありましたが、ATMは使っていないので不明です。

 

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さっそく市内行きのバスを探します。正面出口を出て、左にバス停がありました。人が集まってたのですぐにわかりました。

 

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近くに時刻表(英語表記あり。)も出てました。やるじゃないか、Serbia。

たまたまやってきた72番の路線バスに乗車。ローカル度満点の終点のバスターミナルで下車しました。

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地図の①赤いピンの場所です。

 

宿まで歩いてて、落書きだらけの壁、がったがたのアスファルトに気づきました。

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心の中で『気をつけてね』アラームが鳴りました。
スマホは出さずに、地図を思い浮かべながら歩きました。(写真は借り物です。)

無事に宿にチェックインし、荷物を預けて町歩き開始。

 

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ベオグラードは、独特の雰囲気があります。
ヨーロッパであって、一般的ヨーロッパとは雰囲気が全然違います。


建物も、無骨でいかにも共産主義の影響を受けた感じの、無骨な建物。

宿から歩いて、数分のところに有名なNATO空爆をうけて崩壊したビルがありました。

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あえて、修復していないんだって。こんな崩壊寸前の建物を、そのまま放置しているという安全管理の面からみても驚き。そして、受けた攻撃を忘れまじという姿勢にも驚き。

 

そして、何故NATOセルビアを攻撃したのか気になりますよね?。
で、コソボ問題の平たい説明。
要するに、セルビアセルビア人)vsコソボアルバニア人という民族の対立。

コソボセルビアの一地域だけど、セルビア人よりアルバニア人が多く住んでます。
アルバニア人セルビア人に比べて色んな差別を受けてて、不満が募ってました。

アルバニア人は、アルバニア人の国:コソボが欲しいと独立運動を開始して、コソボ共和国の独立を宣言。

セルビアコソボの独立なんて認めず、武力でコソボの独立を阻止した。こうやって、セルビア人 vs アルバニア人になってしまった。

 

ヨーロッパ各国は自分達の眼と鼻の先で、こんあ武力衝突が起きるのは好まないし、戦争難民が流れ込んでくるのも嫌。で、NATOが出てくるんですね。

コソボ問題はユーゴ解体の1990年頃から10年ぐらい経っても泥沼化してしまった。

それでも、なんとか両者を和平会議に出席させることができました。和平案もでき、アルバニアは人はサインしたのに、すんなりサインしなかったセルビア
合意するの?しないの?と、もたついている間に、NATO空爆が始まってしまったのです。(私の理解はこんな感じです。素人ですから、間違ってるかもしれません。ご容赦ください。)

 

そんな血なまぐさい歴史があるとは、想像もできないような平和な公園。

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家族連れがお散歩してたり、平和そのもの。

 

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サヴァ教会のすぐ隣にある建物。色使いから両国国技館を思い出してしまった。外観はロシアの影響か?質実剛健風。

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中に入ってみました。美術館風ですが、図書館でした。
受付の人に写真の許可を得ました。共産圏や社会主義国で勝手に写真を撮ってると、場合によっては怒られたりするからね。英語は通じにくく、運良く英語のわかる人が周囲にいれば通訳してくれます。

 

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あんまり写真を撮る雰囲気じゃなかったので、この肖像画を撮って終了。なんだろう。コサック的な感じ?歴史を感じるよね。
セルビアの民族衣裳、自信ないけどボイボディナ(北部)のものか。。。

 

で、大本命の隣のサヴァ教会。

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セルビア正教の教会。

 

正教ってややこしいので、ちょっと説明。
正教会ギリシャ正教東方正教会。どれも同じ宗教を指します。

伝統として、地名+正教会と呼ばれるので、ロシア正教だろうがブルガリア正教だろうが実質は同じ宗派です。故郷の徳島にあれば、徳島正教会になる原理だよね。宗教学者ではないので、間違ってても大目にみてください。

 

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1935年に建造開始で、2010年時点で建築中なんだって。今、2017年だけど、工事の進行が遅そうだからきっと、修復じゃなくて、建築中なんだろうね。

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観光客や信者さんが、列を作って、お祈りグッズを購入してました。みんな敬虔な信者です。

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となりの小さな教会。

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こっちは完成してて、豪華な内装と、祈りの声がひびいてました。

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きれいだよね。
さて、スーパーで夕飯を購入して、宿に戻ります。
では!