Stairs to the world

42歳のMiddle ageの女性の旅行記。日本に戻ってます。

アフリカ編 タンザニア⑨ サファリツアー(旅行会社の選び方)

リアルタイムはイングランドリバプール。(記事の都合で、リアルタイムの居場所が前後してます。)
特に、ビートルズのファンでも無いのですが、British Rockが好きなのでこの地は外せないよね。とは言いつつも、ビートルズ博物館にはいきませんけどね。
次は、憧れの湖水地方に向かいます。

 

アルーシャでのサファリツアーの交渉の仕方とか、ポイントをまとめてみました。
いきなり旅行会社に行っても、煙に巻かれて終わりなので事前の計画が大事
『サファリ目的でアフリカに来た』と言っても良いぐらい本気だったので、綿密に計画を立てました。

 

~Planningのポイント~
どこの国立公園に行くのか?
どんな動物が見たいのか?動物の移動、出産、子育てが見たいのか?
何日のツアーに参加するのか?
何が含まれてて、何が含まれていないのか?
ツアー参加人数。
支払い方法。
出発と到着の場所。
申し込み会社が催行するのか、他が催行するツアーに合流するのか?
金額。

 

考えて考えて、決戦(ツアー会社探し)に挑みました。まさに、決戦の名が相応しい攻防戦が繰り広げられた。

 

詐欺情報でも内容を紹介したけど、アルーシャ到着後より2人の客引きにつけ狙いされた。

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この人たちは全て客引き。どこに行くにもついてくる。ひたすら、ツアーの客引きをしてきて、こっちの気分がしぼむ。

 

それでも、負けず合計4人の客引きにツアー内容を確認してみた。どこの会社も同じ内容。値段交渉は『ボスと話をしてくれ』と言われる。

先に、あるブログで紹介されていたツアー会社7 wonders safarisに行ってみるもClosed。

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この代理店の中心人物のアリという名前のエージェントは、独立して3 wonders safarisという代理店を運営しているらしい。7を3に変えて会社名にしているあたり、単純。
アリさんと話をしたかったけど、その前に実際に交渉してどのくらいまで値段が下がるのか知りたくて、客引きの1人についてA社に行く事に。

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A社(Sand land tours?)のオフィスには宣伝やポスター、広告など一切なくて雰囲気が変。ボスもスーツ着ちゃって、なんだかフマフィア風。『やばい所に来てしまった』と、ちょっと後悔したけど、すぐに値段交渉の話になった。Planningの項目内容を一つ一つ確認して1日130$/日の価格を先に提示。
ボスは190$/日を提示してきたが、どう頑張っても180$/日以下には下がりそうになり。納得できす、A社とは交渉決裂。監禁されたりすることも無く、オフィスを出てくる事ができた。    

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その後、3 wonders safaris社に向かう。(場所は地図参照。)こっちのオフィスは、パンフレットや資料、台帳が山積みでいかにもツアー会社風。で、アリさん(本人が該当人物かどうかなんて確かめる方法も無い)と値段交渉開始。

アリさん:いくらなら出せる?一般的には180$/日、最大のベストを尽くした価格は160$/日。

私達:130$/日。

アリさん:おいおいそんな値段じゃサファリなんか参加できまないよ。150$/日だ。

前泊の宿と夕食も含まれているので150$/日でOKサイン。

 

補足
他社の価格をアップしておきます。

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wanyama african safaris社なら、ほぼ同じ内容で言い値160$/日を提示。初回から160$を提示するあたり、安すぎて信用できない。Arusya Backpackersの名刺も出してきたので情報提供。

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私達が申し込んだツアー内容
申し込み会社 3 Wanders safaris社
2泊3日 150ドル/日 合計450ドルを100800シリングに両替してから支払い。
キャンプサイトで前泊したので、実質3泊4日でした。前泊の宿泊費と夕食は料金込み。

含まれているもの:宿からの送迎、3日間の食事、ツアーガイド、3日の宿代、テントと希望者には寝袋やマット(毎日1人1.5㍑の水という触れ込みだったが1日ももらえなかった
含まれていないもの:ガイドとコックへのチップ、国立公園の入場料

それでは!

 

アフリカ編 タンザニア⑧ サファリ3日目のレビュー ンゴロンゴロ国立公園

リアルタイムはインングランド北部のKeswickです。明日、グラスゴーに移動します。

 

タンザニアで参加したサファリ3日目の日記。一部修正しています。

超寝不足で、早朝のゲームドライブ(ンゴロンゴロ国立公園)開始。

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まずは、国立公園全体が見渡せるスポット。火山のクレーターの中にすっぽり入る国立公園が見渡せます。

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ハゲワシがお食事中。メニューはインパラ。

これがそのインパラ(黒)。

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潤んだ瞳と立派なツノが美しい。インパラには他に白もいるそう。

これがインパラの白。

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これ、奇跡の一枚。おしっこしてた。側面の黒い縞模様が無いのが特徴。

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朝霧がたなびいてて、幻想的な雰囲気。

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イボイノシシの家族。

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ヌーの大人バージョン。

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こっちは子供。子供ですでにおっさん顔。でも、かわいいね。2月はちょうど出産を終えた時期で、子ヌーがいっぱいいた。

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これはハゲタカ。こっちもお食事中。メニューはホロホロチョウ。鳥が鳥を食べる厳しい世界。

これが、ホロホロチョウ

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身体中に白い斑点があるので、すぐわかると思う。体が丸っこくて鈍そうで、かわいい。

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カンムリツル。夫婦かな?

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そして貴重なサイ。2回、遭遇できた。私のPoorなカメラでは、これが最大の望遠。ツノが薬になると信じられてて、数が激減しているんだって。

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不思議な鳥。首まわりのフワフワした羽が、まるで美川憲一のようだ。

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ぞうさん。立派な大人の象。

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歩いているカバ。

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そして、通称ヒポプールに集団発見。

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完全に寝不足だったけど、ンゴロンゴロ国立公園ではテンションが上がった。

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朝の狩りを終えたメスライオンのグループ。悠然と歩いてて、かっこいい。

 

ンゴロンゴロは特殊な地形から、別世界だった。こんな特殊な世界が地球にあることが不思議。人間が立ち入れない別の世界。
こんな小さな世界で、たくましく生きている動物達。これ以上、数が減らない事を祈ります。

 

最後のゲームドライブが終了して、一度キャンプサイトに戻ります。
最終日のランチボックスを受け取って、アルーシャに戻ります。途中のレストランでランチボックスを食べて、ツアー参加者で相談事。

『ドライバーとコックのチップをどうするか?』問題です。
このサファリでは、チップはほぼ必須。決して優秀ではなかったドライバー兼ガイド。。私たち日本人2人でドライバーに20$、コックに15$支払いました。コックはサービスはともかく、味はかなり良かったのでもう少し多めに渡しても良かったかな?

では。

アフリカ編 タンザニア⑦ サファリ2日目のレビュー セレンゲティ国立公園

リアルタイムはイングランドのWindermere。
湖水地方の地方都市です。アジア系観光客が多いこと多いこと。

 

2日目の私の日記、一部修正あり

雨漏りで寝不足の夜をなんとか乗り切って、サファリツアー2日目を開始。
朝食はなかなか立派でした。サファリ中の食事の写真は、他のお客さんの手前恥ずかしくて撮れなかった。(朝食:パン、卵、フルーツ、パンケーキなどなど。飲み物もホットドリンクなど豊富。)

 

運転手にせかされて、セレンゲティで2回目のゲームドライブに出発。自分はとろいくせに、他人を急かすタイプのドライバー。チップ減額を決心。

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朝日。サバンナの朝日に感動するかと思ったけど、それほど綺麗じゃなかった。野生動物の多くは、朝に活発に動くそうなので早朝のゲームドライブが予定されてます。

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ハイエナも群れになってた活動中。彼らは、なんだか悪いイメージが強いよね。進化して生き残るために、(入手しやすからだろうが)食べ残しの腐肉を主食としているのだ。知能も(一部の報告では)、霊長類に匹敵するらしい。Wiki先生ありがとう。

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ハゲワシ。これまたマイナスイメージでかわいそうな動物。これまた腐肉を食べるし、食事を横取りしちゃうからなのだろう。

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身支度中のライオン。たてがみが王者の風格。アルゼンチンのルハン動物園でライオンと一緒に写真を撮った事を思い出した。

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この日みた一番の景色。ヌーとシマウマが列になって、移動しているの。
テレビでよく見るヌーの大移動に比べると迫力に欠けるけど、この列が延々続いている。
誰に教えられるわけでもなく、毎年決まった時期になると移動する。
移動時期が何故わかるのか?、どこに行くのか?、どこに水があるってわかるの?、どのヌーが最初に動き出すのか?不思議でしょうがない。理由は説明できなくて、きっとこれが『習性』ってやつなのでしょう。

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ちょっと遠いけど、象さんファミリー。

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お父さん象、正面からで凛々しく見える。

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バッファロー。ヌーはいっぱいるけど、バッファローは2日目にして見られた。

一頭がじーっとこっちを見てた。

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そして無事に食事にありついたジャガー
セレンゲティのアイドル(勝手に命名)ジャガーの食事中なので、サファリカーが何台も集まっててポジショニングがうまくいかない。

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気の利かないドライバーに、どんどん注文するカリブ系フランス人。彼女のおかげで、良いポジションから撮影できました。

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シマウマのお尻の群れ。ひきしまってて綺麗。無駄な肉なんて一切ついてない。
1日目より、数は圧倒的に多かった。朝方に活発になるってのは嘘じゃ無いね。

 

一度、キャンプに戻り昼食を食べて、ンゴロンゴロ国立公園に移動です。

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途中で、すさまじい砂嵐に巻き込まれた。こんな中でもたくましく生きている動物たち。人間よりよっぽど生命力が強いし、嘘つかないし、互いに息の根を止めるまで争ったりしないし、必要以上に他種の命を奪わないし、ずっとずっと貴重で崇高な生き物だと思う。

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なんて考えている間に2日目のキャンプサイトに到着。
今日のキャンプサイトは、コンセントに電気が流れているし、ホットシャワーが出る。ただ、コンセントの数が少ないので、到着したらすぐに充電を開始した方が良い。何十人も観光客がいるのに、たったの10個ぐらいしかコンセントがなかったからね。

 

2日目の夕方、最高の夕日。

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しかし、その後雲行きが怪しくなってきた。雨降るかな~どうかな~、今の内にダイニングに荷物持って移動するか?などとグズグスしているうちに、残念ながら雨が降り出した。しかも、豪雨。

昨夜の『テントが雨漏り』などと生易しいもんじゃない。
テント内が水浸しになった。寝袋、マット、タオル、自分のジャージ。すべてが水浸しになった。

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ひどい写真だけど、アップします。テントの中はさながらカオス。この非常事態1時間前は、Youtubeでゴリの落武者シリーズをみてゲラゲラ笑ってたのが悔やまれる。何か対策が立てられたはずなのに。。。

 

テントの頂点に近い雨漏りの少ない場所にコロコロを移動してたので、コロコロのみセーフだった。自分の身を守るよりコロコロを優先するなんて長期旅行者の鑑だね。

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折りたたみバケツにはドリフのコントに出てくる金だらい風に雨だれをキャッチしてもらってた。よく見てね、雨漏りはすべて泥水です。だって、テントが砂埃でドロドロだったから〜。


防水マットに座ってたのも失敗。体重でマットが凹んで、自分を中心にして水が溜まってきた。タオル(写真右)に雨水を吸わせて、防水マット外で絞るを繰り返してたけど根本的解決にはならない。

 

外は嵐、強風、雷の大荒れの天気。テントの中は雨漏りで、何もかもが水浸し。。。水たまりの中でうずくまってひたすら耐える。完全に私の思考は停止していた。つらい現実を見たく無いって心境がまさにぴったり。

 

2時頃に嵐が少し弱まったので、その間に荷物をまとめてダイニングに移動。
最初からこうしときゃよかったって30回ぐらい後悔したわ。

ダイニングには私たち以外にも、テントから逃げてきたほかのツアー客が10人ぐらい待機してた。テーブルの上に寝転がっていびきかいて寝てる人もいた。さすが欧米系、タフだ。

 

ダイニングは窓が無いセミオープンスペースなので、風が吹き込んでくるし、ジャージも濡れてしまったので、寒くてしょうがない。ここで、エマージェンシーシートとドライヤーが活躍する。
服の下にドライヤーの通風口を入れて、服全体を風船のように膨らます。

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写真はイメージだけど、真実に近い。あったけ~、生き返った。
手洗いのハンドドライヤーで暖をとっている人もいた。さすが10億国人、遠慮知らず。

 

朝食準備の時間は4:00、1時間ぐらいは寝られたかな?
ダイニングはまさに難民キャンプ状態。この状況を見ても、黙々と朝食を準備するアフリカ人に脱帽です。私の過酷な一夜が明けた。

 

日本を出発してから約一年経ったけど、間違いなく一番辛い日だった。
あ!キューバサンタクララハバナの移動の方が過酷だったかも。。。
どちらも辛くて甲乙つけがたいね。

 

2日目の宿 Simba canp(ンゴロンゴロ国立公園内)
部屋の種類 料金(宿泊日)予約方法:ツアー代金に込。

シャワー・バス:熱々のホットシャワー、アラブ式トイレで紙なし。
ベッドのQuality:レンタルの寝袋と防水マットレス。寝袋が臭う。
共用スペース:食堂的なエリアあり。私が避難した場所。
Wi-Fi:本館のロッジにはWi-Fiあるらしい。使っていないので速度は不明。
スタッフ言語:英語
食事:ツアーに込み。

日没以降は真っ暗になるので、ヘッドライトが必須。
コメント:
キャンプサイトの設備は問題なし。熱々シャワー、電源も十分では無いものの、複数個あり。キャンプサイトの芝生に動物の糞(しかも大きい)がたくさん落ちているので踏まないように。設備的にはとってもいいキャンプサイトだと思う。では!