アフリカ編 タンザニア⑦ サファリ2日目のレビュー セレンゲティ国立公園
リアルタイムはイングランドのWindermere。
湖水地方の地方都市です。アジア系観光客が多いこと多いこと。
2日目の私の日記、一部修正あり
雨漏りで寝不足の夜をなんとか乗り切って、サファリツアー2日目を開始。
朝食はなかなか立派でした。サファリ中の食事の写真は、他のお客さんの手前恥ずかしくて撮れなかった。(朝食:パン、卵、フルーツ、パンケーキなどなど。飲み物もホットドリンクなど豊富。)
運転手にせかされて、セレンゲティで2回目のゲームドライブに出発。自分はとろいくせに、他人を急かすタイプのドライバー。チップ減額を決心。
朝日。サバンナの朝日に感動するかと思ったけど、それほど綺麗じゃなかった。野生動物の多くは、朝に活発に動くそうなので早朝のゲームドライブが予定されてます。
ハイエナも群れになってた活動中。彼らは、なんだか悪いイメージが強いよね。進化して生き残るために、(入手しやすからだろうが)食べ残しの腐肉を主食としているのだ。知能も(一部の報告では)、霊長類に匹敵するらしい。Wiki先生ありがとう。
ハゲワシ。これまたマイナスイメージでかわいそうな動物。これまた腐肉を食べるし、食事を横取りしちゃうからなのだろう。
身支度中のライオン。たてがみが王者の風格。アルゼンチンのルハン動物園でライオンと一緒に写真を撮った事を思い出した。
この日みた一番の景色。ヌーとシマウマが列になって、移動しているの。
テレビでよく見るヌーの大移動に比べると迫力に欠けるけど、この列が延々続いている。
誰に教えられるわけでもなく、毎年決まった時期になると移動する。
移動時期が何故わかるのか?、どこに行くのか?、どこに水があるってわかるの?、どのヌーが最初に動き出すのか?不思議でしょうがない。理由は説明できなくて、きっとこれが『習性』ってやつなのでしょう。
ちょっと遠いけど、象さんファミリー。
お父さん象、正面からで凛々しく見える。
バッファロー。ヌーはいっぱいるけど、バッファローは2日目にして見られた。
一頭がじーっとこっちを見てた。
そして無事に食事にありついたジャガー。
セレンゲティのアイドル(勝手に命名)ジャガーの食事中なので、サファリカーが何台も集まっててポジショニングがうまくいかない。
気の利かないドライバーに、どんどん注文するカリブ系フランス人。彼女のおかげで、良いポジションから撮影できました。
シマウマのお尻の群れ。ひきしまってて綺麗。無駄な肉なんて一切ついてない。
1日目より、数は圧倒的に多かった。朝方に活発になるってのは嘘じゃ無いね。
一度、キャンプに戻り昼食を食べて、ンゴロンゴロ国立公園に移動です。
途中で、すさまじい砂嵐に巻き込まれた。こんな中でもたくましく生きている動物たち。人間よりよっぽど生命力が強いし、嘘つかないし、互いに息の根を止めるまで争ったりしないし、必要以上に他種の命を奪わないし、ずっとずっと貴重で崇高な生き物だと思う。
なんて考えている間に2日目のキャンプサイトに到着。
今日のキャンプサイトは、コンセントに電気が流れているし、ホットシャワーが出る。ただ、コンセントの数が少ないので、到着したらすぐに充電を開始した方が良い。何十人も観光客がいるのに、たったの10個ぐらいしかコンセントがなかったからね。
2日目の夕方、最高の夕日。
しかし、その後雲行きが怪しくなってきた。雨降るかな~どうかな~、今の内にダイニングに荷物持って移動するか?などとグズグスしているうちに、残念ながら雨が降り出した。しかも、豪雨。
昨夜の『テントが雨漏り』などと生易しいもんじゃない。
テント内が水浸しになった。寝袋、マット、タオル、自分のジャージ。すべてが水浸しになった。
ひどい写真だけど、アップします。テントの中はさながらカオス。この非常事態1時間前は、Youtubeでゴリの落武者シリーズをみてゲラゲラ笑ってたのが悔やまれる。何か対策が立てられたはずなのに。。。
テントの頂点に近い雨漏りの少ない場所にコロコロを移動してたので、コロコロのみセーフだった。自分の身を守るよりコロコロを優先するなんて長期旅行者の鑑だね。
折りたたみバケツにはドリフのコントに出てくる金だらい風に雨だれをキャッチしてもらってた。よく見てね、雨漏りはすべて泥水です。だって、テントが砂埃でドロドロだったから〜。
防水マットに座ってたのも失敗。体重でマットが凹んで、自分を中心にして水が溜まってきた。タオル(写真右)に雨水を吸わせて、防水マット外で絞るを繰り返してたけど根本的解決にはならない。
外は嵐、強風、雷の大荒れの天気。テントの中は雨漏りで、何もかもが水浸し。。。水たまりの中でうずくまってひたすら耐える。完全に私の思考は停止していた。つらい現実を見たく無いって心境がまさにぴったり。
2時頃に嵐が少し弱まったので、その間に荷物をまとめてダイニングに移動。
最初からこうしときゃよかったって30回ぐらい後悔したわ。
ダイニングには私たち以外にも、テントから逃げてきたほかのツアー客が10人ぐらい待機してた。テーブルの上に寝転がっていびきかいて寝てる人もいた。さすが欧米系、タフだ。
ダイニングは窓が無いセミオープンスペースなので、風が吹き込んでくるし、ジャージも濡れてしまったので、寒くてしょうがない。ここで、エマージェンシーシートとドライヤーが活躍する。
服の下にドライヤーの通風口を入れて、服全体を風船のように膨らます。
写真はイメージだけど、真実に近い。あったけ~、生き返った。
手洗いのハンドドライヤーで暖をとっている人もいた。さすが10億国人、遠慮知らず。
朝食準備の時間は4:00、1時間ぐらいは寝られたかな?
ダイニングはまさに難民キャンプ状態。この状況を見ても、黙々と朝食を準備するアフリカ人に脱帽です。私の過酷な一夜が明けた。
日本を出発してから約一年経ったけど、間違いなく一番辛い日だった。
あ!キューバのサンタクララ→ハバナの移動の方が過酷だったかも。。。
どちらも辛くて甲乙つけがたいね。
2日目の宿 Simba canp(ンゴロンゴロ国立公園内)
部屋の種類 料金(宿泊日)予約方法:ツアー代金に込。
シャワー・バス:熱々のホットシャワー、アラブ式トイレで紙なし。
ベッドのQuality:レンタルの寝袋と防水マットレス。寝袋が臭う。
共用スペース:食堂的なエリアあり。私が避難した場所。
Wi-Fi:本館のロッジにはWi-Fiあるらしい。使っていないので速度は不明。
スタッフ言語:英語
食事:ツアーに込み。
日没以降は真っ暗になるので、ヘッドライトが必須。
コメント:
キャンプサイトの設備は問題なし。熱々シャワー、電源も十分では無いものの、複数個あり。キャンプサイトの芝生に動物の糞(しかも大きい)がたくさん落ちているので踏まないように。設備的にはとってもいいキャンプサイトだと思う。では!